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日本小児皮膚科学会 会長 鶴田 大輔写真

日本小児皮膚科学会
会長 鶴田 大輔

 この度、2026年7月26日、福島市で開催されました第50回日本小児皮膚科学会総会において、佐伯秀久先生の後任として第7代会長に選出されました。大変光栄に思うと同時に、その重責に身の引き締まる思いでおります。また、副会長には引き続き小児科側から大矢幸弘先生(名古屋市立大学)、皮膚科側から常深祐一郎先生(埼玉医科大学)にご就任いただくこととなりました。役員、会員の先生方と力を合わせ、日本小児皮膚科学会のさらなる発展のために誠心誠意努力していく所存です。先生方のご協力を宜しくお願い申し上げます。
 日本小児皮膚科学会は1977年(昭和52年)、会長に安田利顕先生を、事務局長に山本一哉先生を擁して発足し、第1回学術大会が東京にて開催されました。初代会長の安田利顕先生は1977年(昭和52年)から1985年(昭和60年)まで、第2代会長の占部治邦先生は1986年(昭和61年)から1993年(平成5年)まで、第3代会長の本田光芳先生は1994年(平成6年)から2001年(平成13年)まで、第4代会長の斎藤隆三先生は2002年(平成14年)から2008年(平成20年)まで、第5代会長の高森建二先生は2009年(平成21年)から2021年(令和3年)まで、それぞれ会長を務められました。その後、第6代会長として佐伯秀久先生が本学会を牽引され、今日の発展につなげてこられました。設立当初は400人でスタートした会員数も1500人を超える規模となり、年1回の学術大会、年2回の小児皮膚科学セミナー、学会機関誌「日本小児皮膚科学会雑誌 Journal of Pediatric Dermatology」の発行などを通じて、小児皮膚科学の啓発に努めております。
 本学会は小児の皮膚疾患を共通基盤とする小児科と皮膚科の先生方が一堂に会して、小児の皮膚疾患の病態と治療について研究発表を行い、議論し、討論を通して情報交換を行い、研鑽を積む場です。本学会は今日まで多くの学会役員、学会関係者、そして会員の方々の努力により順調に成長して参りました。小児皮膚科学は新生児期から思春期までの間に生じる皮膚疾患の診断、治療そして予防を取り扱う学問です。そのためには発達学から見た小児の特性や皮膚の状態を理解しておく必要があり、ここに皮膚科医と小児科医の連携の必要性があると思います。
 近年、小児皮膚科領域の診療は大きく進歩しています。アトピー性皮膚炎をはじめとする炎症性皮膚疾患では、生物学的製剤や分子標的薬など新たな治療選択肢が広がり、さらに遺伝性・希少皮膚疾患においても遺伝子治療や再生医療など、これまでにない治療の可能性が開かれつつあります。一方で、小児の皮膚疾患は成長や発達、学校生活、家族の負担にも深く関わります。
 こうした時代だからこそ、小児科医と皮膚科医がそれぞれの専門性を持ち寄り、互いに学び合う本学会の役割は一層大きくなると考えています。臨床と研究、大学病院と地域医療、そして経験豊かな先生方と次世代を担う若い医師をつなぐ場として、本学会をさらに魅力あるものにしていきたいと思います。
 2026年、本学会は第50回学術大会という大きな節目を迎えました。これまで築かれてきた実地診療を大切にする伝統を継承しながら、新しい知識と技術を積極的に取り入れ、小児科と皮膚科がより強く連携する学会を目指して参ります。そして何より、皮膚疾患に悩む子どもたちとそのご家族に、よりよい医療を届けることを私たちの共通の目標として参りたいと考えております。
 本学会に興味をお持ちの先生方には、ぜひ学術大会やセミナーにご参加いただき、さらに本学会の活動に加わっていただければ幸いです。会員の皆様のご意見を大切にしながら、日本小児皮膚科学会のさらなる発展に努めて参ります。今後ともご指導、ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

日本小児皮膚科学会
第7代会長 鶴田 大輔
大阪公立大学大学院医学研究科 皮膚病態学

(2026年8月記)

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