リンク一覧 会員専用ページ

会員の皆様へ

会員ページへ進むには、会員専用IDとパスワードが必要です。 IDとパスワードをお求めの方は【こちら】までお願いいたします。

 
日本小児皮膚科学会 会長 佐伯 秀久写真

日本小児皮膚科学会
会長 佐伯 秀久

 この度、6月に開催されました運営委員会(メール審議)において会長候補として推薦され、7月3日、東京で行われました第45回日本小児皮膚科学会総会において高森建二先生の後任として第6代の会長に選出されました。大変光栄に思うと同時にその重責に身の引き締まる思いでおります。また、副会長には小児科側から大矢幸弘先生(国立成育医療センター)を、皮膚科側から鶴田大輔先生(大阪市立大学)を推薦させて頂き、総会において承認して頂きました。今後は日本小児皮膚科学会の活性化のために誠心誠意努力していく所存です。先生方のご協力を宜しくお願い申し上げます。
 日本小児皮膚科学会は1977年(昭和52年)、会長に安田利顕先生を、事務局長に山本一哉先生を擁して発足し、第1回学術大会が東京にて開催されました。初代会長の安田利顕先生は1977年(昭和52年)から1985年(昭和60年)まで、第2代会長の占部治邦先生は1986年(昭和61年)から1993年(平成5年)まで、第3代会長の本田光芳先生は1994年(平成6年)から2001年(平成13年)まで、第4代会長の斎藤隆三先生は2002年(平成14年)から2008年(平成20年)まで、第5代会長の高森建二先生は2009年(平成21年)から2021年(令和3年)まで、それぞれ会長を務められました。設立当初は400人でスタートした会員数も現在では1500人を超える規模となり、年1回の学術大会、年2回の小児皮膚科学セミナー、年2回の学会機関誌“日本小児皮膚科学会雑誌 Journal of Pediatric Dermatrology”の発行などを行い小児皮膚科学の啓発に努力しております。
 本学会は小児の皮膚疾患を共通基盤とする小児科と皮膚科の先生方が、一堂に会して小児の皮膚疾患の病態と治療について研究発表を行い、議論し、討論を通して情報交換を行い、研鑽を積む場です。本学会は今日まで多くの学会役員、学会関係者そして会員の方々の努力により順調に成長して参りました。 小児皮膚科学は新生児期から思春期までの間に生じる皮膚疾患の診断、治療そして予防を取り扱う学問です。そのためには発達学から見た小児の特性や皮膚の状態を理解しておく必要があり、ここに皮膚科医と小児科医の連携の必要性があると思います。
 医学は絶えず進歩しており、小児皮膚科領域においてもその例に漏れません。第一線の臨床を担当されている医師と大学の医師・研究者が一堂に会して同一目標に対して討論することは最新の知識を得る手段として必要であり、小児皮膚科の発展のためにも重要であると思います。小児皮膚科医の担当する疾患は多岐に亘っており、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や乳児血管腫をはじめ、遺伝性水疱症や角化症など難治性皮膚疾患に属するものも含まれます。私自身はアトピー性皮膚炎を専門としており、日本皮膚科学会と日本アレルギー学会が共同で制作しているアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021の作成委員長を務めております。当学会副会長の大矢幸弘先生には副委員長をお願いしております。作成委員会は小児科医9名、皮膚科医10名から構成されており、12月の発刊を目指して現在最終調整中です。以上は1例ですが、小児科医と皮膚科医が一致協力して当該領域の疾患の診療に貢献していくことは、本学会の理念とも一致する極めて重要な責務と考えております。
 日本小児皮膚科学会が発足して45年、実地診療を大切にするという伝統を継承しつつ、若い息吹を吹き込んで更なる発展を目指して頑張りたいと思います。本学会に興味のある先生は、是非、本ホームページの入会方法をご覧になり、入会手続きを行って頂ければ幸いです。今後もご協力の程を宜しくお願い致します。

(2021年7月記)

このページのトップへ戻る


| TOP | 会長挨拶 | 事業概要 | 学術大会 | セミナー | 国際学会 | 各委員会から |
| お役立ちQ&A | 情報掲載依頼 | 入会方法 | 会則 | リンク一覧 |